動悸の症状3タイプ｜ドクンと脈が飛ぶ・バクバクする違いは何？
動悸とは、自分の心臓の動きを異常に意識することです。「ドキドキする」「脈が飛んだ」など、感じ方にはいくつかのパターンがあり、それぞれ原因が異なります。自分の症状を正しく理解し、過度な不安を取り除きましょう。
動悸を3つのタイプに分けてチェック
1. ドキドキ、バクバクと速くなる（頻脈）
心臓が通常より速く、激しく打つ状態です。脈が1分間に100回を超えることもあります。
- **原因例：** 激しい運動、強い緊張・ストレス、多量のカフェイン摂取、発熱、貧血、甲状腺機能亢進症。
- **対処法：** ストレスやカフェインが原因の場合は、安静にして深呼吸をすることで落ち着くことがほとんどです。
2. ドクン！と強い一発、脈が飛ぶ（期外収縮）
心臓の鼓動が一度お休みし、次に強く打つことで、胸が一瞬詰まるように感じられます。「一瞬心臓が止まった」「胸がドンと鳴った」と感じるのが特徴です。
- **原因例：** ストレス、睡眠不足、疲れの蓄積、過度な飲酒。多くの場合は心配いりませんが、頻発する場合は検査が必要です。
3. 常に胸が詰まる、不規則な打ち方（不整脈）
脈がバラバラに打ったり、リズムが乱れたりする状態です。心臓の電気信号の乱れが原因で起こります。
- **原因例：** 心房細動などの不整脈、心臓病。こちらは専門的な治療が必要な場合があります。
🚨 要注意：すぐに受診すべき危険なサイン
動悸に以下の症状が加わった場合は、心臓病の可能性が高いため、迷わず循環器内科を受診してください。
- **胸の痛みや締め付け**、または**失神（気を失う）**を伴う。
- 動悸が**2〜3時間以上**長く続く、または**安静にしても治まらない**。