Q. 子供や高齢者が服用する際の注意点はありますか?
薬は、年齢や体質、体の機能によって効き方や副作用の出方が異なります。特に心臓や腎臓の機能が低下していることが多い高齢者と、体の小さい子供の服用には細心の注意が必要です。
高齢者の方へ(65歳以上)
- **低用量からの開始:** 高齢者は一般に薬の代謝能力が落ちているため、少量でも効きすぎたり、副作用が出やすくなることがあります。
- **服薬中の薬との重複:** 他に多数の薬を服用していることが多いため、必ず薬剤師に飲み合わせをチェックしてもらってください。
子供の服用について
強心薬のほとんどは、安全性を考慮し**対象年齢が設定**されています。例えば、「15歳未満は服用不可」などと明確に記載されている製品が多いため、以下の点を必ず守ってください。
- **年齢制限を厳守する:** 製品のパッケージや説明書に記載された年齢制限に満たないお子さんには、絶対に服用させないでください。
- **子供の動悸は小児科へ:** 子供の動悸や息切れは、小児科で原因(起立性調節障害など)を特定し、専門医の指導に従って治療することが最優先です。